不登校による学力低下の問題

不登校によって学校の授業に参加できないことになると、ほとんどの場合「学力低下」の問題に直面することになります。では逆に、そうではない場合にはどんな場合があるのかというと、たとえば進学塾で先んじて勉強を進めていたというケースがあります。

中には、中学1年生の後半ですでに高校の範囲を学習するような教育機関もありますので、そういうケースもまれにあります。ただ、これは一般的ではありません。

一般的には、やはり何らかの形で学習する環境を新たに整えなければならないということになります。もちろん、進路を踏まえてもう一度学校へ戻るという決心が本人の中に芽生えたのであればそれもかまいませんし、ご家庭内で親兄弟などから学習のてほどきを受けるということでもかまいません。あるいは、家庭教師や塾に通わせるというケースも十分考えられます。

学習環境も注意点がある

ただし、学習塾に通うのも学校に通うのも同じプレッシャーを感じるケースも不登校では多く、そのため、自宅から遠いところにある学習塾に通うという例はけっこうたくさんあります。

また、通信教育による学習という選択肢も考えられますが、不登校という、精神的に非常にアンバランスな状況下においては、少なくとも1人は、「大人の目」を通してその習熟度、進捗度を確認する必要があると言えるでしょう。

ここで誤解していただきたくないのが、ここでいう「学力低下」というのは、「進路」を意味していないということです。ここでは「進路」とは無関係に、小学生、あるいは中学生が最低限身につけるべき学習内容を身につける必要があるという意味です。

学力低下が原因の場合もある

不登校になれば学力が低下する。それは一部では正解であり、一部では不正解の答えです。学力だけを考えれば学べる場所はいくらでもあります。下手をすれば義務教育の学校よりもある意味高度な勉強、たとえば塾や家庭教師などで出来る可能性は否定できません。どちらかと言えば学力は本人の学ぶ姿勢によって大きく変わるものであり、出席、欠席が大きな分岐点となるとは考えにくいのが正直なところです。

ただ、学力低下が不登校のそもそもの原因になる可能性もあることは知っておくべきです。成績悪化や勉強についていけなくなったといった理由も不登校児にありがちな原因の一つです。当然、ついていけなくなった授業を聞くのも苦痛になりますし、そんな自分を不安に思うようになります。そのような悩みから解放されたくて不登校を選択してしまう子供がいるのも確かです。

現実逃避でゲームに熱中しだし、さらに学力は低下するといった悪循環になることも決して少なくありません。とはいえ、完全に逃避できるわけでもなく、常に不安や焦りは持っているという事も理解してあげなければなりません。遅れた学力を取り戻すのは至難の業ですが少しでも早く、そして効率的に学力レベルを取り戻すことで不登校が解決する可能性もあります。


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